041 96.06.22 「しごとのことは夢のまた夢」

 ヤマザキのデザートのCMに出演している女性はなんという名前なんでしょうか?
 はっ。いかんいかん、無意識のうちにへんなことを書いてしまいました。忘れてください。ふと気を抜くと別な人格が勝手なことをするので、私いつも困ってるんです。冒頭の自動書記は、その好みから察するに別人13号あたりのシワザでしょう。あやつはどうも、気が多くていけません。
 それはともかく、休みだというのに朝から気分が悪いっす。腹たってます。この気分は目覚めた瞬間から続いてます。
 原因はというと、馬鹿にされそうですが、夢なんですよ。嫌な夢を観ちゃったんです。たははは、存分に馬鹿にしてください。
 夢自体はさほどの夢じゃないんです。ひたすら残業をやってる夢でした。この夢が現実に及ぼす影響に、問題があるわけです。まず、現実のほうが夢に侵入してました。残業の内容は、今度の月曜日に予定されている仕事です。よんどころない事情で、あさっては残業必至なんです。この仕事をですね、夢の中でしゃかりきにやってました。延々と。
 私の夢はいつもたいへんリアルで、しょうがないのでこれをもうひとつの生活の場と考えています。睡眠中にも精神的には活動しているわけです。ノンレム睡眠中はもちろんべつですが、私の睡眠はレム睡眠の占める割合がむやみに高いんです。精神活動をしている以上は精神的な疲労は残るわけで、眠っているのにココロはあまり休んでいないという、なんだかとってもかわいそうな状態に陥っておるのです。いつの頃からか割り切りまして、食事が不可欠であるように自分には夢を観ることが欠かせない行為なのだ、と決めつけました。以来、もうひとつの生活の場があるわけです。
 昼間はOL、夜はスナックでバイト。みたいに、どちらも自分にとっては確実に存在する世界です。バイト中に酒を飲みすぎても、宿酔いの頭痛を抱えながら午前8時59分にはタイムカードを押さなければなりません。私の場合も同様です。夢の中で仕事を片づけたのだから、現実には終わってなければならないのです。ところが、どうでしょう。
 月曜日は残業です。
 いかんです。それはちょっと納得できません。アタマの中では理解できているんですが、ココロが承服しかねております。ようやくノルマをこなして「やった~」と叫んだあの喜びはなんだったのでしょうか。そのとたんに目が覚めて、実際にはなにひとつ片づいていないことに思い至りました。不愉快です。このうえなく、不愉快です。
 月曜日には、苦しみながらやり遂げたはずの仕事を、もう一度やらなければなりません。理不尽です。私は哀しい。
 しかし、なんで仕事してる夢なんか観ちゃったかなあ。ワーカホリックなヒトになってしまったのでしょうか。だとしたら、そのほうがずっと哀しいことかもしれません。
 それにつけても、ヤマザキのデザートのCMに出てるきれいな方は。
 あっ。また出たか13号っ。

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