12月31日 年が変わる夜


 大晦日。安物の吟醸酒を舐めながらよくわからないテレビを眺めていると、いつのまにか年が明けていた。
 特に感慨はない。
 麗子も同様らしい。

 さっさとセッションに及ぶ。三度ほど。その後ずいぶん眠り、目覚めると元日の陽は暮れていた。どんな天気だったのだろう。

 テレビは相変わらずなんだかよくわからない。


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